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ソーシャルメディアの利用に関するガイドライン
本ガイドラインの趣旨
目的
ソーシャルメディアを利用する際、本ガイドラインにまとめられた基本原則を遵守することにより、自身に不利益を生じさせないこと、ひいては慶應義塾の信用を守ることを目的とする。
適用対象
慶應義塾(一貫教育校を含む)の学生、生徒、児童および教職員がソーシャルメディアを個人利用する場合を想定している。
ソーシャルメディアの定義
ソーシャルメディアとは
- 個人がインターネット上で情報発信するためのメディアである。
- 原則として誰もが参加でき、相互的かつ即時的に情報を共有できる機能を持つ。
ソーシャルメディアの種類
- Social Networking Service(Facebook、LINE、Instagram等)
- 動画共有サイト(YouTube、Tiktok、ニコニコ動画等)
- Weblog(アメーバブログ、はてなブログ等)
- 短文投稿サイト(X(旧Twitter)等)
- 掲示板(5ちゃんねる等)
ソーシャルメディアの効用と危険性
ソーシャルメディアの効用
- 広く迅速に情報を伝えることができる。
- 発信した情報に対する反応も容易に収集することができる。
- 人と人のつながりを促進・サポートする。
ソーシャルメディアの危険性
- 一度発信した情報は、完全に取り消すことが不可能である。
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ソーシャルメディアが世界に開かれていることを認識せずに利用することから、トラブルを生ずる危険がある。
※ 問題のある情報発信や対応から批判や追及を呼ぶ、インターネット上でいわゆる「炎上」と呼ばれる現象もその一例である。
守るべき基本原則
一人一人のモラルと尊厳に基づいて利用することを大前提とする。
慎重な情報発信
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誠実で責任ある言動をする。
※ 他人を誹謗・中傷しない。
※ 批判や攻撃を受けた場合は、感情を控え冷静に対応する。
※ 発信した情報に誤りがあった場合は、すみやかに訂正する。 -
公序良俗に反しない。
※ 相互に気持ちよくコミュニケーションすることが前提となる。
個人情報やプライバシーへの配慮
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個人情報の漏洩やプライバシーの侵害に注意する。
※ 利用するソーシャルメディアの設定により公開範囲が異なるため、個人情報やプライバシーが不特定多数にさらされる危険に留意する。
機密情報の保護
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職場(アルバイト先を含む)での守秘義務を守る。
※ 就業規則等ではカバーされない不文律にも留意する。
法令の遵守
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各種法令を遵守する。
※ 特に著作権や肖像権等の第三者の権利を侵害しやすいので注意する。
トラブルとなった事例
短文投稿サイトで発生した事例
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【A大学の例】X(旧Twitter)で無賃乗車を告白
→ 本人の経歴がインターネット上に掲載される。 -
【B大学の例】X(旧Twitter)でカンニングや飲酒運転を自慢げに告白
→ SNSアカウントや顔写真がネット上に掲載され、大学側での処分も検討される。 -
【C大学の例】X(旧Twitter)で迷惑行為や問題行動を継続的にアップ
→ 大学から公式な謝罪文が発表され、当事者の学生には大学側から処分が下される。 -
【D大学の例】X(旧Twitter)で窃盗行為を告白
→ 本名、住所、電話番号等の個人情報がネット上に掲載され、いたずら電話が殺到する。
Weblogで発生した事例
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【E大学の例】飲食店で見知らぬ客を盗撮し、中傷コメントつきでブログにアップ
→ そのブログには未成年飲酒も告白されており、大学に抗議が殺到し、大学側から処分が下される。
参考Webサイト
最終更新日: 2024年1月30日
内容はここまでです。